オーストラリアで年金はいつからいくらもらえるのか。

労働・社会
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年金

受給額

オーストラリアで年金はいくらもらえるのでしょうか。以下の額は二週間分です。(2023年1月調べ)

  • 独身:約936ドル
  • 夫婦:約1412ドル

基本的にオーストラリアの年金は無税です。

受給条件

オーストラリアに住む

オーストラリアで年金をもらえる条件として、まずは

オーストラリアに住んでいるかどうか、があります。

合計して最低10年オーストラリアに住んでいることが必要です。

合計する場合、その一つの期間で

最低5年は連続してオーストラリアに住んでいなければなりません。

資産

オーストラリアの内外を問わず、

有形(土地、家、ボートなど)

無形(貯金、株、スーパーなど)の財産を多く持っていると、

年金の額は減ります。

例えば100万豪ドル以上など、

あまりに多くの資産をもっていると、年金は全くもらえません。

受給時期

オーストラリアで年金が受け取れる時期は、

1957年以降に生まれた場合は67歳からです。

オーストラリアの年金は税金で賄われます

日本のように

老後の年金のための保険料を若い時から積み立てる

ということはしなくてよいです。

若いころのように働けなくなり収入がなくなったら、

あなたの最低限の人間らしい生活をオーストラリアは年金で保障します。

ただ、老いても尚暮らしていくだけのお金があるなら、

受給資格年齢に達しても、年金は減額または無支給です。

スーパー

支給額

「スーパー」はオーストラリアで年金と共に

老後の生活を支えるもう一つの財政基盤です。

英語では super ですが、

元々は superannuation といいます。

スーパーは雇用者が労働者に支払うように法律で定められています。

スーパーの額は給与(税引き前)の約10パーセントですから、

例えば給与が2000ドルならスーパーは200ドルになります。

スーパーは労働者に支払われるのですが、

実際に手にできるのは人生のずっと後になってからです。

たいてい給与は銀行振り込みですが、

スーパーのお金は銀行口座ではなく、

各労働者が雇用者に指定するスーパー用の口座に支払われます。

そのお金は60歳すぎまで手にすることはできず、

その間は投資の専門家たちに運用されます。

スーパーを運用する金融機関は色々ありますが、

大手を選んでおけばまずは問題ありません。

受給時期

スーパーはいつからもらえるのでしょうか。

  • 65歳(退職していなくてもよい)
  • スーパー凍結期間が終わったとき(完全に退職していれば全額、まだ働いていれば一部の額)

1964年以降生まれの人は60歳でスーパーの凍結期間は終わります。

「雇用者が労働者に支払うもので、退職したときにもらえる」ということで

日本でいう退職金のようなものと考えることもできます。

受給額

給与額の約10パーセントがスーパーの額ですから、

もらえるスーパーの額は人生でどれだけ稼いだかによって異なります。

例えば生涯給与額が200万ドルなら後々もらえるスーパーの額は約20万ドルになります。

上記例を1豪ドル100円で考えたとき、

生涯給与額が2億円ならスーパーの額は2千万円。

ただ、20代から働き続けたとすると、

数十年の間運用されて利益が出ていることが多いので、

結果として2千万円以上を手にできるでしょう。

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