日本で、教師や大人たちの子供に対する性的虐待や殺人事件が後を絶たないのは非常に残念なことです。
オーストラリアでも同じような事件がないわけではありません。
ただ、オーストラリアで子供と関わる仕事に就く人は「子供を扱う仕事をしてよい」という許可証を公的機関から取得しなければなりません。
過去の犯罪歴などを考慮して「この大人は大丈夫」と判断されると許可証がおります。
そういう意味で、オーストラリアでは子供に対する性的虐待や殺人事件が起きる可能性は日本よりも低くなっているかもしれません。
子供と関わる仕事に就くために
その許可証は英語で「Working With Children Check」というもので、通常WWCCと省略されます。
WWCCを取るためには通常100ドルぐらいのお金がかかりますが、子供と関わる活動がボランティアの場合は無料で取得することができます。
オーストラリアには、このようなプロセスが当然のことだ、つまり子供に従事する職業等に就くときはWWCCを取る、そのためには自分の個人情報を明かして、今までに犯罪に手を染めていないことを公にすることは当たり前なんだ、という文化が出来上がっています。
日本にはこのようなシステムはまだなく、そのような文化もありません。
PTA会長、通学路の見回り、ホームステイの受け入れ、これら全ては今までの犯罪の有無に関係なく、やりたければやることができます。
子供に性的ないたずらをしたいという悪い考えをもった大人が子供に容易に近づくことができてしまう風土があります。
子供に関わる仕事に善意で就きたいという人は当然いるでしょうが、そうでない人を排除するためにWWCCのようなシステムを一刻も早く日本にも導入しなければならないのではないでしょうか。