女性スキャンダルでNSW州労働党党首が風前の灯。

政治・経済
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ニューサウスウェールズ州の労働党党首で次期州知事と目されていたルーク・フォウリー(Luke Foley)が女性スキャンダルで揺れている。

来年の三月に行われる次の選挙では労働党の勝利が予想されている。大事な選挙戦を控える党に迷惑をかけないためにも党首辞任は避けられない情勢になっている。

フォウリーは2016年11月に開かれた政界向けのクリスマスパーティで大いに酔っぱらった末に女性政治記者に近づき、この女性のパンツに後ろから手を入れて尻をもんだ、と言われている。

女性の名はアシュリー・レイパー(Ashleigh Raper)で、アシュリーはこのことを公にすればメディアの格好のターゲットになり今までのような平穏な暮らしはできなくなると考えて、この件にはずっと蓋をしてきたという。

しかし、ニューサウスウェールズ州現与党の自由党議員、デビット・エリオット(David Elliott)が先月の議会でこの件を取り上げると、フォウリーの醜聞は瞬く間に拡散された。

アシュリーのプライバシーや家族情報も公にさらされることになってしまったが、来年の選挙を前に劣勢の自由党が政争の具としてフォウリーのスキャンダルをこのタイミングで使ったことに対してアシュリーは大きく失望している。

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