寛容に裁かれた覚せい剤所持のシャノン・ノル。

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日本の芸能界では覚せい剤所持で捕まったりしたら復帰するのは非常に難しいと思いますが、オーストラリアではそうでもないようです。

シャノン・ノルはオーストラリア人シンガーソングライターで代表的な歌に What about me があります。2003年のアイドル発掘番組 Australian Idol で注目を集めました。

2018年9月、シャノンは南シドニーのホテルで0.5グラムのコカインを所持していたとして逮捕されましたが、司法はシャノンに寛大な措置を与えます。「1年間悪さをしない」契約を結ばせただけで実刑判決は下しませんでした。

司法はその理由を、シャノンを「偉大な人間」だと支持する多くの農家と著名人からの声があったから、としています。また、シャノンは2001年に父親をなくしてからうつ状態でその困難からまだ立ち直れていない、ということも考慮されたようです。

2008年に受けたインタビューで、シャノンは父親の死後酒と麻薬に依存した生活をしていると告白しました。

シャノンはこれまでに約百万ドルを慈善事業に寄付していますが、今回の覚せい剤所持の一件で仕事が入らなくなりました。そして、司法は「これで実刑判決が下ればシャノンの息の根を止めることにもなりかねず、人生をやり直したいと思うシャノンの手助けにはならない」と考えました。

そして「歌手としての彼の地位は今回の事件とほぼ関係がない」つまり、歌手だから麻薬にはしったということではない、と付け加えています。

シャノンは「今回のことを引きずらずに前を向いて頑張っていきたい」とコメントしています。

シャノンはこれまでにいくつかの不祥事をおこしています。

まず、シャノンは今回のコカイン所持で捕まる数か月前の地方ライブで、ステージ上のシャノンにビール缶を投げつけてきた観客に激高。「100ドル払うから誰かあのバカ野郎を殴ってくれ」と観客に呼びかけました。

その後しばらくして批評家に「ビール缶」の不祥事についていろいろ言われると両手の中指を立てて応酬。後に公に謝罪はしたものの、メディアを不適切な言葉で強く非難しました。

次に、2017年の1月、アデレードのストリップクラブのボディガードを暴行して逮捕されました。

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